オイスターパーペチュアルデイトジャスト オーバーホール、外装仕上

腕時計修理内容

ブランド名 ロレックス
モデル名 オイスターパーペチュアルデイトジャスト
型番 ref.16233
修理内容 オーバーホール、外装仕上
修理料金 ¥36,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。
修理時間 お見積り3週間、ご返答いただきましてから作業6週間
症状タグ

ロレックス オイスターパーペチュアルデイトジャスト オーバーホール、外装仕上

  • ロレックス オイスターパーペチュアルデイトジャスト 修理後の時計です

    修理後の時計です

  • ロレックス オイスターパーペチュアルデイトジャスト 日付けが半目になっています

    日付けが半目になっています

  • ロレックス オイスターパーペチュアルデイトジャスト 赤丸で囲ったパーツでカレンダーディスクが外れないようにしています

    赤丸で囲ったパーツでカレンダーディスクが外れないようにしています

  • ロレックス オイスターパーペチュアルデイトジャスト カレンダーディスクの下に規制ブロックが潜り込んでいました

    カレンダーディスクの下に規制ブロックが潜り込んでいました

担当者コメントと修理のポイント

他店で購入した時計の日付けがズレてしまったということで渋谷店にご来店いただきました。

時計はロレックスref.16233のオイスターパーペチュアルデイトジャスト、搭載するムーブメントはCal.3135です(画像1)。

画像2がお預かり時の日付け位置です(画像2)。
日付けの数字が窓内に収まらず、日付けの変更を針回しと早送りで試してみてもズレた位置でした。
この日付けがズレた症状はその見ためから”日付けが半目になっている”であるとか単に”半目”などと呼んでいます。
日付けが半目になってしまう原因は様々ですが、今回はおそらく衝撃が原因と考えて内部を確認していきました。

画像3は針と文字盤を外したところです。
カレンダーディスクは画像の赤丸で囲った部分(カレンダーディスク押さえと呼んでいます)で外れないように取り付けられています。
4箇所あるカレンダーディスク押さえのうち、右上だけ形が違うことがわかりますでしょうか。ほかの3ヶ所は円形ですが、右上だけ長方形に近い形で回せるようになっています。
普段は長辺をムーブメント中央へ向けてカレンダーディスクの外れ防止として機能していますが、組み立てや分解の時には短辺をムーブメント中央へ向けるとカレンダーディスクの取り付けや取り外しができるように作られています。

画像3を拡大した画像4をご覧ください。
赤丸で囲ったパーツはカレンダー規制ブロック(以下規制ブロック)と言ってカレンダーディスクに噛み合うことで正しい位置に表示させるパーツですが、画像では噛み合いが外れてカレンダーディスクの下に潜り込んでしまっています。

先に説明したカレンダーディスク押さえとカレンダーディスクの間には適度な隙間があり、カレンダーがスムーズに移動できるよう設計されています
ただ、隙間があるので衝撃を受けたときに規制ブロックと噛み合いが外れてカレンダーディスクが浮くと規制ブロックが潜り込んでしまうことがあります。
完全に隙間をなくせば規制ブロックが潜り込むことはありませんが、日付け変更時に回転抵抗が大きくなりカレンダーディスク自体にも擦り傷が増えてしまいますのでバランスをとった設計がなされているのでしょう。

規制ブロックがひとたび潜り込んでしまいますと自然に正しい位置へ戻る事はありませんので、日付けを針回しや早送りしても半目が直る事はありません。この状態のまま使い続けるとパーツが擦れて傷がつき、さらに破損してしまうと高額修理か最悪の場合はメーカーでの修理しか対応ができなくなります。
お使いの時計が半目になっていることに気が付かれましたら早めの修理をおすすめします。

お預かりした時計はカレンダーディスクに傷もなく、またその他に交換部品もありませんでしたのでご依頼いただいたオーバーホールと外装仕上のみでお渡しすることができました。


K様 ご依頼ありがとうございました。