オーバーホールとは?意味・費用・期間などについて解説

整備が必要な状態がわかる! 簡単チェックシート

特別な知識や設備が無くても、時計の整備が必要な状態なのかチェックシートで簡単にわかります。
お手元の時計を購入してから今までの歴史を思い出してチェックしてみてください。

もし一か所でも思い当たる箇所があれば・・・早めのご連絡をお待ちしております!

  • 購入、または最後にメンテナンスしてから3年以上経過している
  • 今までと同じ使い方をしているのに時計が止まりやすいような気がする
  • 手巻きをすると以前より重く感じる。何かに引っかかるような気がする
  • 十分に手巻きをしていても時計が遅れる、または進む
  • 日常的に腕につけていても、気が付くと止まっていることがある
  • この中で1点でもチェック項目に当てはまることがありましたらすぐにご相談ください。

ご依頼方法も様々にご用意しています。
まずはお気軽にご相談ください。

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オーバーホール/メンテナンスのお勧め頻度

オーバーホールとは時計を「調子よく使用できる状態」にすることですが、 長くお使いになるためには「調子よく使用できる状態」をキープすることも重要なポイントです。

オーバーホール/メンテナンスのオススメ頻度

数年使用して表面的には遅れや進みがなく持続時間が充分あるとしても、内部の油は劣化しています。
また、時計を使用するしないにかかわらず内部の油は自然と経年劣化していきます。
劣化した油で時計を動かすと本来は潤滑油である油が逆に歯車の軸を摩耗させる要因になり、使用し続けることでいよいよ表面的にみえるほどの症状が出た時にはオーバーホールだけでは手遅れでパーツの交換が必要な状態で修理費が高額になったり、最悪の場合は流通していないパーツの交換が必要になると修理ができない事態にもつながりかねません。
そのため長くご使用するためには定期的にオーバーホールを行い劣化した油を洗浄、新しく注油をして「調子よく使用できる状態」にキープすることが大切です。

その状態をキープするために当店では3年前後を目安に定期的なオーバーホールをお勧めしております。なぜ3年前後かといいますと油の劣化や減少が3年前後で見られることが多いからです。
この期間はモデルやご使用方法により異なりますが、油は空気中の酸素や湿気などに大きく影響を受けて劣化が進みますので防水性が高いものは油が良い状態を保ちやすく、防水性が低い物は通気性があるため油が早く劣化する傾向があります。
その他に極端な温度差によっても影響を受けますので、特に夏場は車のダッシュボードや温度差の大きい外気窓の近くなども避けてください。

ヴィンテージなど製造終了した時計はメーカーでも修理受付けを中止していたりパーツも流通していないものも多いため現在のパーツの状態をできる限り良好に保つことが重要になります。
そのためにも現行時計より早めのオーバーホールをお勧めしております。

オーバーホールのご依頼一回あたりにかかる各工程の目安期間について

時計をお預かりからお渡しまでにかかるお時間と作業内容について順番にご説明いたします。

  • STEP 1【受付け】

    受付けは30分ほどです。
    ご来店の場合は受付の際に外装状態を確認し、内部状態に関してはその場でわかる限りの予想を元に料金のご案内いたします。

    修理宅配キットにてお預かりした場合は付属の腕時計修理申込表にご記載いただいた内容を元に状態を確認した後、当店に到着した当日中にご連絡いたします。

  • STEP 2【お見積り】

    お見積りは2~3週間ほどです。
    受付を終えた後、工房にてお見積りの作成を開始します。

    汚れを除去し受付の簡易的なチェックではわからない詳細を確認していきます。
    外装の確認を終えましたらムーブメントを分解し、部品の状態を1つずつ確認していきます。

    交換が必要なパーツがありましたら部品の在庫や料金を調べてまとめ、お客様へ電話やメールにてお見積りをご連絡いたします。

  • STEP 3【本作業】

    本作業は5~6週間ほどです。
    お見積りにご返答を頂きましてから本作業を開始します。

    ムーブメントは汚れた油を洗浄した後、細かな調整と並行してパーツ組み立てと新しい油をさし、計測器にて精度の確認と調整をします。

    ムーブメントを分解している間にケースやブレスレットの洗浄を行い、ご依頼を頂いていた場合は仕上専門の技術者が外装仕上を行います。
    内装と外装両方の作業が終わりましたら慎重にケーシングをし、改めて計測器で精度の確認と調整を行います。

    最後にサイクロンという巻き上げ機を使い、自動巻き機構の動作確認や実測の精度確認、持続時間の確認を行います。

    この工程は巻き上げにかける1日と精度・持続時間を確認して止まるまでの数日間を1セットとして数セット繰り返します。
    計測器と実測では精度にズレが出ることもあり、よい精度が記録できた後も最低3セットは確認を行い作業の完了としております。

  • STEP 4【作業完了のご連絡】

    作業が一通り完了したらお客様へ連絡をし、お渡しの日までパッキンに包んで保管をいたします。

当店からご提案する定期整備

内部の「オーバーホール」と、外装部の「仕上げ(磨き)」を分けてご提案

※当店ではご依頼になる方のお好みによって、オーバーホールと外装仕上げを分けてご提案しております。
ご依頼時にご指定下さい。

機械式時計の軸・可動部

内部は綺麗に、調子良く動くようにしたい。外部の傷は思い出として残したい。

お客様C

中も外もピカピカにしてほしい!

オーバーホールと外装仕上げを分けてご提案しております

ご依頼になる方の趣味趣向が異なりますので、オーバーホールと外装仕上げを分けてご提案しております。もちろんオーバーホールのみのご依頼でも、外装の汚れは洗浄し清潔な状態でお渡しいたします。

代表的なモデルのオーバーホール費用例

かかる費用総額は、オーバーホールの基本料金にプラスオプションで「仕上げ処理をするかどうか」や、パーツに劣化が見られる場合は「パーツ交換代」がかかってきます。
また、ブランドやモデル、ムーブメントは何を搭載しているかなどの仕様によりオーバーホール料金は変動してくるため、実際にかかる総額は当店工房でお見積りを作製してからご案内頂くことになります。

おおよその各モデルのオーバーホール基本料金例は以下の表の通りです。
その他のモデルに関してもオーバーホール/メンテナンスの受付を行っておりますので、詳しくは宝石広場 時計修理センター 渋谷 修理スタッフにお問い合わせくださいませ。
メーカー名やモデル名をお知らせいただければ概算の基本料金をご案内いたします。

外装仕上げのみのご依頼も大歓迎です

当店自慢のハイクオリティーUSEDと同等の外観に仕上げる事が可能です。

外装仕上げビフォーアフター

他店で購入された時計でも定期整備・修理大歓迎です!

時計を買ったお店が無くなっちゃった・・・

買ったお店がなくなっちゃった。
時計をどこに整備を出したらいいのかわからない。
信用できるお店じゃないと大切な時計を預けるのは不安・・・。インターネットで時計の修理屋さんを調べても、いまいち信用できないんだよな~。ちゃんとした修理をやってもらえるのかなぁ・・・。

別の店舗でのご購入でも問題ありません

そのような悩みをお持ちのお客様は意外と多く、当店でお買い上げいただいた時計の整備の際に「ここで買ったんじゃないんだけど・・・これも整備してもらえますか?」とご相談をされる事が良くあります。

安心してお持ちください

当店でお買い上げ以外の時計の整備・修理ももちろん大歓迎です!
大切な時計を、きちんとした状態に戻したいとお考えのお客様。是非とも私たちにお手伝いさせてください。整備に関するご相談はお電話で承ります。お気軽にお問合せくださいませ。

ご依頼方法も様々にご用意しています。
まずはお気軽にご相談ください。

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【整備受付について、以下のような時計につきましてはお断りする場合がございます】

  • メーカー純正ではない模倣品、コピー品
  • 時計の一部などに社外品が取り付けられているメーカーの仕様にはない改造品
  • 極端に状態の悪い時計(メーカー修理をお勧めする場合がございます)
  • 製造中止モデルなどで部品調達ができないもの(部品製作可能な場合は除きます)
  • 部品製作が困難なパーツの交換が必要な場合