ゼニス プライム オーバーホール 公開日:2026/05/28 腕時計修理内容 ブランド名 ゼニス モデル名 プライム 型番 01-0010.420 修理内容 オーバーホール 修理料金 ¥50,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 修理時間 お見積り3週間、ご返答を頂きましてから作業1.5ヶ月 (画像1)時計の正面 (画像2)時計のムーブメント (画像3)旧ゼニスマークの文字盤 (画像4)星マーク付きリューズ 担当者コメントと修理のポイント ゼニスのエルプリメロ・プライム(Cal.420)は、1994年頃に発表され1997年頃に生産終了とされる短命モデルで、パイロットウォッチを思わせるアラビア数字インデックスと夜光を備えたブラックダイヤルが特徴的な一本です。 内部には本来自動巻きであるエルプリメロを手巻きへと再構成したCal.420を搭載しており、自動巻機構を排したことで構造は簡潔になり、長期未整備個体で散見される切替車周辺の摩耗リスクを抑えられる点は実用上の利点といえます。加えて、自動巻きクロノグラフに見られがちなケース厚の増加を抑えつつ、ローターに遮られることなく輪列やコラムホイール、クラッチといった作動部を視認できるため、ムーブメント本来の構造美(画像2)をよりダイレクトに楽しめる構成となっています。36,000振動のハイビートによりスイープ運針は非常に滑らかで、姿勢差や外乱に対しても安定した精度を維持しやすく、クロノグラフは水平クラッチ式を採用することで、クラッチの噛み合い動作を含めた機構の連動を視覚的に確認できる点も魅力です。 さらに、巻き上げトルクやプッシュ操作におけるクリック感はダイレクトで、機構の状態を指先で把握しやすい点も手巻き仕様ならではの特徴といえます。今回の個体はムーブメントに微細なキズや経年変化こそ見受けられるものの、年式を考慮すればコンディションは良好で、旧ゼニスマークの文字盤(画像3)や星マーク付きリューズ(画像4)といった外装要素も含め、ヴィンテージとしての雰囲気と実用性を高い次元で両立した個体であり、現行モデルにはない独特の構造的魅力と希少性を備えた、“通好み”のエルプリメロといえる存在です。 ムーブメントに関しましては、パーツ交換の必要はなく再利用が可能な状態でしたので、丁寧に洗浄し、組み上げ、各部に注油と調整及び自動巻の巻き上げ確認を含めたランニングテスト行いオーバーホールが完了しています。 お客様からお預かりの場合は修理料金が基本料金¥50,000 となります。 配送にて対応をご希望の場合はこちらから宅配キットを承っておりますのでお気軽にご依頼ください。 ゼニス エルプリメロ(中古)|腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp) ゼニス エルプリメロ(新品)|腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp) 私が担当しました 修理担当した時計 私が担当しました sasaki_yuya@ushouseki.xsrv.jp 03-5458-5424 HOUSEKIHIROBA 佐々木 時計修理歴10年以上の技術者が、お時計の不具合や専門的なご相談にお答えします。 勿論修理作業も担当しておりますので、安心してお任せください。 修理担当した時計 01-0010.420 ゼニス プライム By 佐々木 2026年5月28日 01 649 7610 7164-Set オリス マイスタータオハー By 佐々木 2026年3月10日 BBP40BCGLD/N ブルガリ ブルガリブルガリカーボンゴールド By 佐々木 2025年12月23日 Sinn 657 By 佐々木 2025年10月13日
担当者コメントと修理のポイント
ゼニスのエルプリメロ・プライム(Cal.420)は、1994年頃に発表され1997年頃に生産終了とされる短命モデルで、パイロットウォッチを思わせるアラビア数字インデックスと夜光を備えたブラックダイヤルが特徴的な一本です。
内部には本来自動巻きであるエルプリメロを手巻きへと再構成したCal.420を搭載しており、自動巻機構を排したことで構造は簡潔になり、長期未整備個体で散見される切替車周辺の摩耗リスクを抑えられる点は実用上の利点といえます。加えて、自動巻きクロノグラフに見られがちなケース厚の増加を抑えつつ、ローターに遮られることなく輪列やコラムホイール、クラッチといった作動部を視認できるため、ムーブメント本来の構造美(画像2)をよりダイレクトに楽しめる構成となっています。36,000振動のハイビートによりスイープ運針は非常に滑らかで、姿勢差や外乱に対しても安定した精度を維持しやすく、クロノグラフは水平クラッチ式を採用することで、クラッチの噛み合い動作を含めた機構の連動を視覚的に確認できる点も魅力です。
さらに、巻き上げトルクやプッシュ操作におけるクリック感はダイレクトで、機構の状態を指先で把握しやすい点も手巻き仕様ならではの特徴といえます。今回の個体はムーブメントに微細なキズや経年変化こそ見受けられるものの、年式を考慮すればコンディションは良好で、旧ゼニスマークの文字盤(画像3)や星マーク付きリューズ(画像4)といった外装要素も含め、ヴィンテージとしての雰囲気と実用性を高い次元で両立した個体であり、現行モデルにはない独特の構造的魅力と希少性を備えた、“通好み”のエルプリメロといえる存在です。
ムーブメントに関しましては、パーツ交換の必要はなく再利用が可能な状態でしたので、丁寧に洗浄し、組み上げ、各部に注油と調整及び自動巻の巻き上げ確認を含めたランニングテスト行いオーバーホールが完了しています。
お客様からお預かりの場合は修理料金が基本料金¥50,000 となります。
配送にて対応をご希望の場合はこちらから宅配キットを承っておりますのでお気軽にご依頼ください。