ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945パワーリザーブ オーバーホール・仕上

腕時計修理内容

ブランド名 ジラール・ペルゴ
モデル名 ヴィンテージ1945パワーリザーブ
型番 ref.25850-0-52-6456
修理内容 オーバーホール・仕上
修理料金 ¥44,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。
修理時間 お見積3週間、お返事を頂いてから作業が1.5か月。

ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945パワーリザーブ オーバーホール・仕上

  • ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945パワーリザーブ 修理後・正面から

    修理後・正面から

  • ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945パワーリザーブ 修理後・ナナメから

    修理後・ナナメから

担当者コメントと修理のポイント

今回ご紹介するのはこちら。 
ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945パワーリザーブ 
ref.25850-0-52-6456 です。 

不動になってしまった、ということでお預け頂きました。
GP製のベースムーブメントにパワーリザーブ表示を
加えた時計ですね。 
ここ数年であまり見なくなってしまったのですが、
日付表示に特徴があります。

・・・日付表示、ずいぶんと文字盤より奥の方に... 
なんだかかわいらしくて好きだったのですが、
この日付機構モデル、もうどこも作ってないみたいです。
(´・ω・`)

さてこの日付表示ですが、
ベースムーブメントの日付機構をそのまんま使う事で
こんな表示になります。
ベースムーブメント+モジュール(別の機構、
クロノグラフなど今回の場合はパワーリザーブ)
って形で作った場合、モジュール分だけ
厚みが増えますよね?
で、ベースムーブメントの日付機構を
そのまま使おうとするとモジュールの厚み分だけ
日付が奥のほうにいってしまうのです。

文字盤~日付表示までの厚みがモジュールの厚み
ってことですね。
けっこうあったハズのこの表示方法、
今たいていのモデルはモジュールに日付機構を
乗せる方法に切り替わってしまいました。

今回の不動原因はどうやら
内部油の劣化と揮発、それによって輪列の回転抵抗が
大きくなって止まっていたようです。
幸か不幸かなんとも言えませんが、
もろもろがダメになる前に止まったおかげ?
で交換部品もなく、オーバーホールのみにて
作業を終える事が出来ました。

ご依頼ありがとうございました(*´ω`*)

  • 修理担当した時計
私が担当しました

宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。

時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。

1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。

是非お気軽にお問合せください。