ベル&ロス BR03-94B-R 42.0 オーバーホール
腕時計修理内容
| ブランド名 | ベル&ロス |
| モデル名 | BR03-94B-R 42.0 |
| 型番 | ref.BR03-94B-R |
| 修理内容 | オーバーホール |
| 修理料金 | ¥40,000~-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
| 修理時間 | 見積2~3週、オーバーホール作業期間1~1.5ヵ月 |
| 症状タグ | 定期メンテナンス油切れ油劣化 |
正面。文字盤の12時6時位置にネジが見える。
裏側にもネジが有り、リューズを外す為の穴になっている。
ケースとムーブメント+文字盤。赤丸がネジ取付位置。
モジュール(クロノグラフ)とベースムーブメント。
ベル&ロス (中古)|腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp)
ベル&ロス(新品)|腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp)
私が担当しました
宝石広場 時計修理センター 渋谷(アフターサービス部)スタッフ
接客と見積、修理作業を担当。宝石広場在籍15年以上。
居酒屋一人呑み歴も15年以上。
店頭での販売、修理作業、その他の経験を活かし分かりやすいご案内を心がけています。
何かございましたらお気軽にお問合せください。

担当者コメントと修理のポイント
今回ご紹介するのは、ベル&ロス BR03-94B-R 42.0の修理事例です。
こちらは当店にてお買取りさせていただいた後、販売前のメンテナンスとして「宝石広場 時計修理センター渋谷」にて整備を行いました。
ベル&ロスを代表するモデルといえば、他ブランドにはない独創的な正方形ケースを採用したベル&ロス BR03シリーズが真っ先に思い浮かびます。
このデザインの原点となったのは、航空機のコックピット計器をモチーフに開発されたベル&ロス BR01です。BR01は46mmという大型ケースを採用していましたが、そのデザインを継承しつつより装着しやすい42mmサイズへと小型化して誕生したのがBR03シリーズです。(画像1)
※現行のBR03は41mmサイズとなっており、正方形ケースのデザインは維持しながら裏蓋有りのケース構造へ変更されています。
今回紹介のref.BR03-94B-Rはデザイン変更前の旧型BR03の時計です。
旧型BR03と現行モデルとの大きな違いのひとつがケース構造にあります。それは一般的な時計のような裏蓋がなく、ケース本体とベゼル(+ガラス)による2ピース構造となっています。
この接合面がない一体構造のため腕からの直接的な湿気などの水分を通さない反面、簡単にムーブメントへアクセスできないというデメリットもあります。
ケースからムーブメントを取り出す際にはリューズを抜く工程がありますが、旧型BR03では裏面に最小限のネジを配置した専用構造により、リューズを抜く為のオシドリピンへアクセスできるよう工夫されています。(画像2)
また、ムーブメントをケースに固定する方法として文字盤上のネジを使っていることも旧型BR03ならではの特徴で他にはないデザインの一つにもなっています。(画像3)
搭載ムーブメントは、ETA2892をベースにクロノグラフモジュールを組み合わせた、いわゆる「2階建て構造」のクロノグラフムーブメントです。(画像4)
今回の修理では、経年による潤滑油の劣化および油切れが見られたため、オーバーホールを実施しました。ベースムーブメントはもちろん、クロノグラフモジュールについても完全分解を行いすべての部品の状態を点検しています。
幸い摩耗や損傷は見られず、部品交換は不要でした。洗浄・注油・調整を行ったうえで、ケースおよびブレスレットの外装仕上げも実施し、整備完了となりました。
お客様からお預かりの場合は修理料金が基本料金40,000円となり、
オーバーホールと合わせて外装仕上もご希望の場合はセット料金で+15,000円ですので合計55,000円となります。
配送にて対応をご希望の場合はこちらから宅配キットを承っておりますのでお気軽にご依頼ください。