エルメス クリッパーナクレ 電池交換
腕時計修理内容
| ブランド名 | エルメス |
| モデル名 | クリッパーナクレ |
| 型番 | ref.CL4.210.214/3796 |
| 修理内容 | 電池交換 |
| 修理料金 | ¥3,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
| 修理時間 | ご来店で15~20分程度 |
| 症状タグ | 定期メンテナンス電池交換 |
ナクレとはフランス語で真珠層を意味し、その名の通りシェル文字盤が使用されています。
裏蓋にはネジがありません。スナップバックのモデルは裏蓋の向きも合っている物がほとんどです。
工具を挿しこむ隙間が開いています。 以前の作業の痕がはっきりと残っています。
ムーブ側にはすぐ近くにコイルがあり、開ける際に勢い余って触ってしまうと故障の原因となります。
エルメス クリッパー(中古)|腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp)
エルメス(中古)|腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp)
私が担当しました
宝石広場 時計修理センター 渋谷(アフターサービス部)スタッフ
主に接客を担当。部内で唯一、時計学校卒では無いものの、業界歴は10年以上
以前は某メーカーのサービスセンターに勤務し、QC(クオリティコントロール)を担当。技術者とお客様を繋ぐ架け橋となれるよう、お客様に近い目線でのご案内を心掛けています。
お困りごとがございましたら是非ご相談ください。

担当者コメントと修理のポイント
今回はこちらのエルメス クリッパーナクレを紹介します。(画像1)
現在では惜しまれながらも生産が終了してしまったモデルですが、エルメスという誰もが知る高級ブランドでありながら、市場価格は手の届く範囲なのが嬉しいですね。
今回お買取りし、販売するにあたり時計修理センター渋谷にて電池交換のメンテナンスを行いました。多くのモデルが裏蓋を外して電池交換を行いますが、その裏蓋の留め方にはには大まかに3種類あります。
・裏蓋を複数のネジでケースに留める方式
・裏蓋自体が大きいネジのような構造になっており締め込んで留める「スクリューバック」
・ケースに裏蓋を喰い付かせて留めている「スナップバック」
一部特殊なものはありますが、上記3種がほとんどで、今回のこの時計は最後の「スナップバック」です。(画像2)
画像3を見ていただくとわかるように裏蓋の一部に少し隙間がある構造をしています。通常はこの隙間に裏蓋オープナーと呼ばれる先端が薄く先細りになった工具を差し込み、隙間を開くことで裏蓋を外すのですがその作業の工程で痕が残ることがあります。
この時計は以前に何度も作業されており、開け口には既に傷が多数あったため、これ以上ダメージが広がらないように慎重に作業し無事に裏蓋を開ける事が出来ました。(画像4)
赤丸内が開け口の部分ですが、裏蓋にはパッキンが付いていて工具の使い方次第ではパッキンが切れてしまう恐れもあります。また付近にはムーブメントのモーターを動かす磁力を発生させる繊細なコイル部分もあり、開ける時の勢いで工具の先端がそこに触れてしまうと断線してしまう危険性もあります。
スナップバックは構造自体がシンプルなためご自身で裏蓋を開ける方もいらっしゃるかと思いますが、隙間の大きさに合った工具を使用し、その上でムーブメントに影響しない慎重な開閉を要求されることもあり、裏蓋が開いても外装を痛めたり、時計を壊してしまう可能性が高い方式でもあります。
年間6,000本の修理実績を持つ当店に是非ともお任せください。
こちらのエルメス クリッパーナクレの電池交換を当店で承った場合の費用は¥3,000-です。
電池交換はモデルや機能により金額が変わりますが概ね¥3,000~¥4,000-で承っております。なお電池交換には内部保証はございません。電池交換後に早く止まる、遅れる等の不調がある場合はオーバーホールが必要となり別途修理となります。予めご了承くださいませ。(一部特殊モデルは¥5,000~となります。またソーラー発電モデルはメーカー対応となります。)
クオーツ式時計は電池交換で正常に動作している場合は今すぐオーバーホールが必須とは限りません。しかし時計が止まったのに長期間放置してしまうと液漏れの恐れがあり、いざ電池交換をしても正常に動作しない場合も珍しくありません。内部に使用されている一般的なボタン電池の寿命はおおよそ2年程ですので、当店では2年ごとの定期的な電池交換をお勧めしています。ご来店が難しい場合は配送(返送料を別途¥1,200頂戴いたします)でも承っております、気になる事がございましたら是非一度お問合せ下さい。