ロンジン レジェンドダイバーデイト オーバーホール
腕時計修理内容
ブランド名 | ロンジン |
モデル名 | レジェンドダイバーデイト |
型番 | Ref.L3.674.4.50.6 |
修理内容 | オーバーホール |
修理料金 | ¥26,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | お見積3週間、ご返答頂きましてから作業1,5か月 |
症状タグ | 定期メンテナンス |
正面から。この状態で見仕上です。
ベゼルのインナーリングは
2時のリューズで操作します。
機構的にはごく明快です。
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
ご購入から3年程経過しまして、初めての定期オーバーホールをご依頼いただきました。
初めての機械式時計、初めてのオーバーホールということで若干身構えていらっしゃいましたが、かなり丁寧にご使用頂いていたらしいお時計は3年も使ったと思えないほどキレイでした。
ご使用における汚れは多少あるものの、磨きでお代を頂くのはちょっと気が引けてしまうレベル...。お客様と相談し、今回外装仕上は無しでオーバーホールとセットの洗浄のみで進める事となりました。
さてこの時計でまず初めに目を引くのは2つついたリューズではないでしょうか。
ベゼルのインナーイングを操作する2時位置と、機械内部を操作する4時位置の2つリューズが取り付けられています。
メーカーやモデルにより外周メモリの操作方法や構造はバラエティーに富んでいまして、パッと思いつく限りでロレックスは手で直接つかんで回しますがベゼル機構はケースの外側ですし、ブライトリングのナビタイマーも直接手で操作しますが、機構はケースの一部でベゼルにガラスが取付られています。
この時計ではメモリのついたリングはケース内に入っていまして、2時リューズを操作する事でインナーリングを回転させます(写真2,3)どうなっているかというのが写真4。
内部に仕込んだメリットは防水性の確保とデザイン性でしょうか。機構を内部に入れたことで密閉され、湿気やゴミによる不具合が起きづらくなっているわけです。
お預かりしましたお時計は外装からの見た目通り、内部もキレイな状態でした。
比較的自動巻き機構の不具合が起きやすいCal.2824搭載モデルですが、摩耗・劣化もなく、部品交換は不要。オーバーホールのみでご案内する事が出来ました。
ご依頼ありがとうございました。