オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク・デュアルタイム オーバーホール・仕上
腕時計修理内容
ブランド名 | オーデマ・ピゲ |
モデル名 | ロイヤルオーク・デュアルタイム |
型番 | 25730ST.O.0789ST.01 |
修理内容 | オーバーホール・仕上 |
修理料金 | ¥58,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | お見積3週間、ご返答を頂きましてから作業1,5か月 |
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
今回ご紹介するのはこちら。
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク・デュアルタイム
ref.25730ST.O.0789ST.01です。
割と大ぶりなモデルですが、白文字盤になるだけで
ずいぶんとキレイ目に見えますね。
2時にポインターデイト・9時にパワーリザーブ、
6時にデュアルタイム表示とそれなりに
機能を追加していますが、デザインの妙なのか?
ゴチャついても見えず、むしろスッキリと見えます。
この時計、というかモデル全般ですが、
たまーーーに残念なことに、ベゼルネジがおかしな
方向を向いていたり、ブレスが表裏逆付け
されていることがあります><
まずはベゼルネジ。
取付け方向があるのが分かりますでしょうか。
ちょうどネジ溝を延長した線を結ぶと8角形となる
組み方が正解です。
ブレス駒は、駒のエッジが鏡面仕上げされている側
が表です。
それぞれネジ溝があらぬ方向を向いていたり、
ブレス駒が表裏逆についていたり、最悪気が付かずに
本来の裏面を強引に表面同様に磨いてしまって
いるものがあります…
慣れていても/慣れているから?こそ、組み上げ後の
最終確認を怠らずに、1つ1つ丁寧に作業をしていきたい
ですね(いや、当然の話なんですが(;´・ω・)
今回部品交換もなく、オーバーホールと仕上にて
お客様へお渡しすることが出来ました。