ブランパン フィフティ ファゾムス オーバーホール・仕上

担当者コメントと修理のポイント

今回ご紹介するのはこちら。ブランパン　
フィフティ ファゾムス　ref.5015-1130-71です。　

少し前まで（個人的に思うに）ETAを
搭載する事が多かったブランパンも
この時計は自社製Cal.1315を搭載しています。
自社製、というかあのメーカー製ですよね、
今は会社ごと吸収してるから間違っちゃいないけど。　

変遷？は置いときまして、
3バレル、120時間パワーリザーブはいいですね！
ところで3バレル→香箱箱/ゼンマイが
3つ仕込まれてるって事ですが、
○○バレルに見るメーカーの考え方違い（だと思う）を
想像？妄想？すると面白いです。　
バレル/ゼンマイを増やしてもパワーリザーブが
変わらなかったり、
逆に超長時間パワーリザーブだったり。。。

パワーリザーブを変えないというのは、
ゼンマイを薄くして自動巻きの効率を良くしていて、
パワーリザーブを長くしている、というのはまぁそのまま
の意味かな？設計なんてビタイチ勉強してない
私の推測なのでアレですが、きっとそういう事だと
思っています。

さて今回ご紹介する時計の内部も
そこそこに劣化・摩耗が見られましたが、
部品交換するまではいきませんでした。　
オーバーホールと仕上にてお客様へ
お渡しが出来ました。

それなりに期間が経過していても
部品交換が出ないのは使い方なのか
ムーブなのか、それともケースによるものか…
毎度悩むのですが、いまだ答えが出ません。