ショパール ミッレ ミリア 1997 オーバーホール・仕上・パッキン交換
腕時計修理内容
ブランド名 | ショパール |
モデル名 | ミッレ ミリア 1997 |
型番 | ref.16/8316 |
修理内容 | オーバーホール・仕上・パッキン交換 |
修理料金 | ¥53,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | お見積3週間、お返事を頂いてから作業が1.5か月~2か月。 |
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正面から
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ななめから。リューズにはLUCの刻印
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美錠にもロゴ
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精度ぼちぼち
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
久しぶりに使おうと、タンスから出したら止まってた、
とお預かりしました。
購入したばかりのころはヘビロテしていたそうなんですが、
なんとなしに使わなくなり、いつの間にかタンスの肥やし
になっていたのだそうで…
お買取りか修理かでずいぶん悩んでらっしゃいました。
今まで使ってなかったし、修理しても使うかどうか…
いっそ修理せずに買取り、新しい時計を買ってしまうか?
幸いなことに?そうやって悩まれている方の大半は
修理のご依頼を頂いて、その後ご愛用頂いているようです。
知らないところで売却とか…ないですよね?
当店、買取もやってますよ……………?
・・・
さて、今回お預かりした時計は
1988年からオフィシャル タイムキーパーをしている関係で
作り続けているミッレ ミリアシリーズの、97年モデル。
今では変わってしまったLUCリューズや、だいぶスポーティな
文字盤にグッとくるのです( ´∀`)b
内部はETA Cal.2892+クロノグラフモジュールって
この時期のクロノグラフ定番の組み合わせ。
止まりを発見した状況からも、たぶん油の劣化や揮発が
原因じゃないかと思います。
裏蓋ネジを外して、そっと覗いてみると…
うん。
まぁ想像通りっちゃ想像通り、劣化した油のカスやらで
けっこうアレな状態。油の劣化・酸化で油が油の役目を
出来ていません。っていうかむしろ抵抗になっている。
キッチリと古い油を洗ってやって、ちょっと固くなってた
パッキンの交換にて作業を終える事が出来ました。
ご依頼ありがとうございました(´∀`*)