ジラールペルゴ フライバッククロノグラフ・モンテカルロ1973 オーバーホール・仕上・パッキン類交換
腕時計修理内容
ブランド名 | ジラールペルゴ |
モデル名 | フライバッククロノグラフ・モンテカルロ1973 |
型番 | ref.49585-11-131-BA6A |
修理内容 | オーバーホール・仕上・パッキン類交換 |
修理料金 | ¥51000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | お見積3週間、お返事を頂いてから作業が1.5か月。 |
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修理後・正面。すみません、明るくしすぎました…><
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修理前・正面
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修理後・よこから。すみません、あかr…ry。
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
今回ご紹介するのはこちら。
ジラールペルゴ フライバッククロノグラフ・モンテカルロ
ref.49585-11-131-BA6A です。
えーーー・・・・
ご紹介の前に一言。
今回修理後の写真がちょーっと明るく撮りすぎまして
さっぱり比較画像になってませんです。すみません。
・・・・???
さてご紹介をば。
完全な不動状態でお預かりいたしましたこちらのお時計。
内を拝見すると完全に油が切れていました。
ムーブメントはCal.3000+フライバッククロノモジュ-ル
フライバック。
駆動中のクロノグラフ車をハンマーで
ぶったたく(リセットする)っていう素晴らしく
わかりやすくて、でもいいのかそれって
その機構が好きです。
※叩いてる瞬間はちゃんとクロノ機構への
動力は切っています。
今回のフライバックに限らず、
塗装針って結構厄介です。
針を取り付ける時は、おおざっぱに言うと
針の仮置き→軸上からそっと力を入れて本留め
って工程をどんな時計でも行ってます。
が、塗装針。
本留めのとき、塗料がごそっと剥がれてしまう事が...!
力入れないとちゃんと取り付けられないですし、
力入れると塗料が剥がれるかもっていうジレンマ。
ブライトリング(だったかな?)の修理事例でも
触れましたが、入手できないパーツ&
最後に取り付けるパーツっていうクロノ針。
ミスると今までの作業が全部ムダになるっていう。。。(ヽ''ω`)
今回のお預かりした時計も慎重に慎重を重ねて取付け
無事きれいに作業を終える事が出来ました。
作業内容はオーバーホールと外装仕上、
特に部品の交換もなく進められました。