チューダー プリンスデイトサブマリーナー オーバーホール・仕上

担当者コメントと修理のポイント

3,4年前にロレックスでオーバーホールしているそうで、
そこそこ期間が経って今回は当店にご依頼を頂きました。　
動作に不満はないそうですが、ご来店時に軽く動作を見たら
ちょっと手巻が重い気がしました。　

この時計、内部はETA　Cal.2824ってこともあり、
元々手巻自体重いのですよ。その中でも気になるくらいには
違和感がありまして...！
もう少し細かくチェックしてみると、切替車の軸油は
ご使用年数なりに劣化していました。

現行ETAだと特に多いCal.2824と2892。
なんでかCal.2824は切替車不具合からの自動巻き不良や
手巻違和感なんかが多い気がします(´・ω・`)
テンプが大きい分でしょうか？ゼンマイに厚みがあるので、
巻上げに必要な力も大きくなるのでしょう。

まぁ、最終的にはうまいこと部品交換せずにすみました。
するすると（Cal.2824としては）巻上げ出来るようになって
とても気持ちのいい塩梅です。これからも気持ちよく、
どんどんご使用いただけるかな、と思います。
パッキン交換すら必要ないのは前回RX作業のおかげ…？
オーバーホール・仕上にてお渡しすることが出来ました。

んーーー！！上手く作業が進んだ時は気持ちいいです



ご依頼ありがとうございました！！