ロレックス エクスプローラー オーバーホール・仕上
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
214270|ロレックス エクスプローラーのオーバーホール・修理|腕時計のオーバーホール・修理なら【宝石広場 時計修理センター 渋谷】
担当者コメントと修理のポイント
前回オーバーホールしてから3年半、そろそろですねって
定期オーバーホールのご依頼をお持ち頂きました。
期間だけ見たら丁度いい位の時期なんですが、ご使用
状況が週に2回だけ、夏にも運動時も使わないとの事で
まー、ずいぶんきれいです。
ご使用いただいていても特に不満もないそうで
調子が良いから、やっぱり定期オーバーホール必要だね、
前回は10年もほったらかしにしちゃったね(笑)って
そんな会話からのお預かりです。
さてムーブメントはCal.3132でCal.3130の後継ムーブ。
Cal.3130はたしか2000年にCal.3000の後継として出て
既に十分な作りなんです。でCal.3132になったことで
・ゼンマイがブルーパラクロムヒゲゼンマイに
・テンプ耐震装置がキフ→パラフレックスショックに
変更されました。
良くも悪くも、って悪いことはないんですが、
元がイイとどれほどよくなったか実感がないです。
後、Cal.3130のヒゲ、途中から素材がパラクロムに
変わっていますね。特にアナウンスもなく、さらっと
変更するトコが実にロレックスらしいです。
前にいつから変えているのかロレックスに
聞いてみたんですが教えてもらえず...。
さて、定期メンテ・使用頻度少な目・使い方も丁寧。
内部もかなりきれいです(写真2)
*この時点で自動巻き機構は外してしまっています)
ただ、ちょっとだけ、ホンのちょっとだけ油が減って
いましたので(写真3)
*すみません、ちょっと減った油を撮る事が出来ず...
これ、ただのキレイな風にしか見えないですね
特別何があるって状態でもないので、
念のために歯車や脱進機周りのアガキやらを見ながら
バラしたものの、予想通り調整する必要もなく、
オーバーホール・仕上の部品交換なしでお渡しする事が
出来ました。
ご依頼ありがとうございました。