皆様、こんにちは若月です。
機械式時計を初めてご購入いただくお客様から、『機械式の時計は止めないほうが良いって聞くんですけど本当ですか?』と、ご質問を頂くことがあります。
クォーツの時計と違い、歯車と歯車が組み合わさって回転する事で時間を指し示す機械式時計は、歯車の軸受けに少量の油を使っている為にそのように言われることもあるのかと思いますが、実際はよほど長期間に渡り止まったままにならなければそれによって故障の原因となる事はありません。
もちろん、3年~4年も止めたままの状態では油も劣化していて使用頻度に因らず、オーバーホールをおこなって頂く必要がありますが、暫くの間止まっていた時計でも、ゼンマイを巻き上げてから数分もすればもとの精度に戻るのが通常です。
と、なると自動巻き時計のワインディングマシーンは必要ないかと思われますが、『有ると便利なもの』なのです。
2本用ウォッチワインダー
メーカー希望価格 ¥26,250-(税込)のところ、店頭販売価格 ¥10,000-(税込)の数量限定の特価品です。
ここまで話していて誠に恐縮ですが、上の写真の2本用ワインダーは利益をほとんど乗せていない特価品の為、店頭にご来店頂いたお客様のみに販売させて頂いておりますのでご了承下さい。
片側ずつスイッチが設けられていて、スイッチがONにされていると青いLEDライトが点灯したままとなります。
(一)のポジションでは、時計回り10分→3時間停止を繰り返します。
(二)のポジションでは、反時計回り10分→3時間停止を繰り返します。
今ではツインバレル搭載モデルで7~10日のロングパワーリザーブモデルも、よく目にするようになりましたが、通常の機械式モデルのパワーリザーブはおおよそ40~45時間です。
自動巻きの時計を毎日7~8時間ご着用頂けるならば止まることなく翌朝もそのままお使い頂けますが、例えば、金曜日の夜に時計を外されてから月曜日の朝まで使われる予定が無い場合などは日曜日のお昼頃にはゼンマイは全てほどけてしまい、時計は止まってしまいます。
月曜日の朝に時刻調整をするのが面倒だったり、2~3本の自動巻きの時計を使い回してお使い頂いているお客様にはワインディングマシーンも併用していただくのが便利だと思います。