こんにちは。宝石広場の”ドクターK”ことKスギモトです。
もうKつけるの面倒なので、これからは単にスギモトで通します。
目次
機械式時計に衝撃は禁物
『野球、テニス、ゴルフなどの腕に強い衝撃がかかるスポーツをするときは機械式時計をはずしてください』
当店でお買い上げのお客様に差し上げている”ウォッチハンドブック”の一節です。
それはそうです。何せ機械式時計には、数百という細か~い部品が使われているのですから!現に、着けたまま草野球をして時計が止まった、なんていう話を耳にします。
デリケートなんです。私と一緒です。しかーしここで疑問!反論・オブジェクション!(懐かしい)
- 疑問1 一体どのくらいの衝撃が『強い衝撃』なの??
- 疑問2 スポーツをするとどのくらいの衝撃がかかるの??
疑問1 一体どのくらいの衝撃が『強い衝撃』なの??
疑問1 の答え
わかりません!壊れた時の衝撃が『強い衝撃』です、きっと。わからないので、今回はスルーを決め込みます!
疑問2 スポーツをするとどのくらいの衝撃がかかるの??
疑問2 の答え
よく「ゴルフでティーショットを打つと凄いGがかかる」とか言いますが、実際どの程度なのか、さっぱりイメージが掴めません。
そこで!今回のテーマは
『あのスポーツで時計にかかる衝撃をサイバーマックスで測定しよう!』
です。…いつもながら長い前振りでした。
この企画の為に用意した必殺アイテムが有ります。(自腹)
サイバーマックスとは…!
加速度センサー(ショックセンサー)を搭載し、パンチやキックのスピード、パワーを計測出来る超高性能腕時計。私は小学生の頃に手に入れ、友達とパンチ力を競っていました。勉強せずに。
今回苦労して再び手に入れたコイツで、衝撃力を計測していきます。
*ちなみに表示される数値は “カシオ・オリジナル”という神秘の単位です(説明書より)
日常生活で時計にかかる衝撃(基準値)
まずは、一般的な動作でどの程度の数値が出るのかを検証します。
選んだのは、チャーハンを作る時の中華鍋を振るう動作です。
*チャーハンはスタッフが美味しくいただきました
計測結果はこんな感じで表示されます。
★★計測結果★★
パワー:12 スピード:8
どうでしょう、イメージは出来ましたでしょうか。
それでは早速本題に参りましょう!
激しいスポーツで実際に腕時計にかかる衝撃とは?を実際に測定する
ゴルフのスイングで時計にかかる衝撃
最初はゴルフ練習場に行ってきました。(自腹)
ちなみに、私のゴルフ歴は打ちっ放しx10回くらいで、5年ぶりにクラブを握りました。
着けてきた機械式のベルロスをきっちり外し、サイバーマックスに付け替えます。
アイアンでの衝撃
ますはアイアン(レンタル200円也・自腹)から。
★★計測結果★★
パワー:78 スピード:2O
チャーハンの6.5倍もの数字が出ました!これはキケン
ドライバーでの衝撃
そしてドライバー(レンタル200円・自腹)です。
それっぽいスイング!ですがなかなか前に飛びません。
★★計測結果★★
パワー:152 スピード:28
おぉっと、倍近い数値が出ました!やはりティーショットの方がインパクトが
強いようです。
●次回予告!!
さらに自腹でテニスと野球にチャレンジするスギモト。果たして計測結果は?
そして運動不足のスギモトの体力は持つのか!?
ショーンKと混同されない為に改名した、Kスギモトことスギモトです。
私は何も詐称していません!というか詐称する程の経歴は有りません。
~ここまでのあらすじ~
『激しいスポーツをすると、時計にどの程度の衝撃がかかるのだろう』
『人はなぜ生まれ、そして死んでいくのだろう』と考えたスギモト。
衝撃センサーのついた腕時計、サイバーマックスを自費で購入し、ゴルフ場で数値を計測した。
パワーの最高値は152。果たしてこれを超える事はあるのか!?
テニスで腕時計にかかる衝撃
次のターゲットはテニス。何を隠そう、中学生時代にテニス部だったスギモト(詐称ではありません)。 意気揚々とオートテニス場に向かいました。
レシーブでかかる衝撃
『俺のサーブを見せてやるぜ!』と意気込んでみたものの、久しぶり過ぎて(というか元から上手くないので)、空振りを連発します。
『今日はマイラケットじゃないからな』と大きめの声で言い訳をしつつも、何とか計測出来ました。
★★計測結果★★
パワー:212 スピード:33
これは凄い!ティーショット(152, 28)を大幅に上回る数値です。
サーブでの衝撃
ついでにサイバーマックスを右腕に付け替え、渾身のサーブを打ってみました。
★★計測結果★★
パワー:152 スピード:28
意外にもサーブの方が数値は低かったです。
飛んできたボールを打ち返す方が衝撃が強いのでしょうか?
野球で腕時計にかかる衝撃
となれば、大本命の野球(バッティング)ならとんでもない数値が出るのでは!?
何を隠そう、小学生時代に野球部だったスギモト(詐称してません)。
ラケット(レンタル:無料)をバット(レンタル:無料)に持ち替え、バッティングにチャレンジしました。
バッティングでかかる衝撃
『バシィィィン!!』
…怖い、怖い過ぎる!思いの外早い球にガタガタ震えるスギモト。
『このブログを待っている人が居るんだ…俺が、俺がやらなきゃ!』
と、ヒーローっぽく自分を奮い立たせて計測しました。
★★計測結果★★
パワー:121 スピード:25
低い、低過ぎるぞ!こりゃおかしい、と何度かトライするも、似通った数値が
出ます。
ならば、と120km/hに挑戦。
★★計測結果★★
パワー:131 スピード:26
…ほぼ同じやんけ。
エアホッケーで腕時計にかかる衝撃
ついでに近くにあったエアホッケーも計測。
★★計測結果★★
パワー:112 スピード:24
ゴルフのアイアンショットよりも高い数値です。ゲームセンターでも油断は禁物、ということでしょうか。(ちなみにゲームはボロ負けしました)
日常動作・スポーツで実際に手首(時計)にかかった衝撃まとめ
全ての計測が終了したので、結果をまとめてみましょう。
種目 | パワー | スピード |
チャーハン | 12 | 8 |
ゴルフ (アイアン) | 78 | 20 |
ゴルフ (ドライバー) | 152 | 28 |
テニス (バックハンド) | 212 | 33 |
テニス (サーブ) | 152 | 28 |
野球 (100km/h) | 121 | 25 |
野球 (120km/h) | 131 | 26 |
エアホッケー | 112 | 24 |
野球が圧倒的かとの個人的予想を裏切り、種目別では『テニスが一番危険』ということが分かりました。
“自分で感じる衝撃と時計が実際に受ける衝撃には差がある”とも言えるのではないでしょうか。
つまり、知らず知らずのうちに時計に大ダメージを負う可能性が有るということですね。
測定結果の落とし穴…?
綺麗にまとまったところで、サイバーマックスの説明書に気になる一文を発見。
『センサーはパンチ計測を基準に方向セットされていますので、キック・パンチ・投球などの違った動作通しでのパワー・スピードの比較はできません。』
?!
き、企画の根底が覆された…
というワケで、今回のまとめ。
『危ない時は時計を外そう』
このブログを見て、「チャーハンしか作ってないのに時計壊れたぞ!」と言われても、ショーンも私も責任は取れません!
大事な時計は大事に使って下さい。
ナビゲーターは私、ショーン・K・スギモトこと、スギモトでした。
今回の実験は休日を持て余したスギモトのおふざけ半分です。
くれぐれもお手持ちの時計を着けたまま激しい運動はしないで下さい!