ジャガー・ルクルト レベルソデュオ オーバーホール・仕上

担当者コメントと修理のポイント

ご購入から3年すこし経ち、定期オーバーホールのご依頼をいただきました。　

頑丈なのかどうか分かりませんが、レベルソって生活防水＆わりと繊細なはずですが、手ひどい壊れ方している物を全然見かけません。
手巻きでドレッシーという組み合わせから丁寧に使う方が多いんでしょうか？

さてレベルソです。
ストラップの取付けられる側と回転する側は白文字盤基準で7時・11時の上下にスライダーで固定されています。
1時・5時の上下にはぽっちが付いてて、ぐらつかないように位置固定をしています。
写真４で言うと溝の右端にあるくぼみにハマるのです。

で、デュオ。
このタイプは裏側（今回で言えば黒文字盤側）の針外ししないとケースから出しても機械がさっぱり見えません。
※正確にはケースから出せばちょろっと見えますけれど…

ということで、お預かり時に内部状況がさっっっっっぱり分かりません。
大まかな使用年数、ご使用状況なんかをうかがいましてオーバーホールのベース金額とごくごくおおざっぱな部品交換予想金額をご案内してお預かりしました。

幸い、今回は予想を外すことなく、というか予想より全然いい状態だったので部品交換もなくお渡しできました。

が

聞き取りでは分かりえなかった破損・摩耗・水入りしている時も多々あり、当店では入手できない部品交換が必要
だったりするとご連絡が非常に気まずかったり...
出来る限りお預かり時にうまく予想したいのですが、今時計修理しようかな？ってお考えの方はそんなこともある、という事をご承知下さいませ。

ご依頼ありがとうございました。