パネライ ラジオミールレガッタ2010 オーバーホール・仕上・切替車交換
腕時計修理内容
ブランド名 | パネライ |
モデル名 | ラジオミールレガッタ2010 |
型番 | ref.PAM00343 |
修理内容 | オーバーホール・仕上・切替車交換 |
修理料金 | ¥70,000--(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | お見積3週間、お返事を頂いてから作業が2か月。 |
症状タグ | 定期メンテナンス油切れ部品劣化/破損 |
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中央の青針がクロノ秒、銀色針がスプリット、9時が1/8、3時が分積算
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ナナメから
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ベースはCal.7750
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オーバーホール後の動作チェック
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
当店ご購入いただいてから3年たって、定期オーバーホールのご依頼を頂きました。
今のところ問題なくご使用いただけているって事でなんともほっとしてお預かりをしました。
というのもこの1/8秒計、あんまりいい思いが無いのです。
私事ですが、初見はECWのトルネードだったかな?1/8秒計が空振りするってんでバラシて見たんです。
どんな作りになってるかなってわくわくしながら。
ざっくり話すとCal.7750のガンギ車ホゾを文字盤側に延長し歯車を圧入、そこから輪列つないでって作りなのです。
その圧入された車がすっごくうっすい歯で1/8秒計のキモになっていたのです。
かなりの速度で衝撃を受けるにもかかわらず...
ちょっと華奢すぎやしないかな?ってよくよくみたら歯先が欠けててどうにもならない、みたいな。
その後も何度か1/8秒計を見かけたんですがどれも同じ構造&同じ壊れ方してるんですよね。
欠けた歯先に影響ないようアソビ調整すると別箇所に不具合出ちゃうし…
そのため、毎回修理できるかどうかを拝見させて頂いてから判断・案内をしています。
このなんとか1/8秒計を作ろうって雰囲気はすごく好きです。
ただですね、そろそろ設計見直さないかなーってちょっと、ホンの少しだけ、思うのです。
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さて、今回お預かりのお時計は少し早めの3年たつかどうかのタイミングでお持ちいただけました事。
それに1/8秒計もちゃんと動作していたので、それなりに安心して対応できましました。
お預かりして、想像通り破損がない事にほっとしつつ作業をすすめまして、無事オーバーホールと外装の仕上、切替車の交換にてお渡しすることが出来ました。
ご依頼ありがとうございました!