オイスターパーペチュアル デイトナ オーバーホール・外装仕上げ

腕時計修理内容

ブランド名 ロレックス
モデル名 オイスターパーペチュアル デイトナ
型番 116520
修理内容 オーバーホール・外装仕上げ
修理料金 ¥58,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。
修理時間 お見積り2週間、ご返答いただきましてから作業5週間
症状タグ

ロレックス オイスターパーペチュアル デイトナ オーバーホール・外装仕上げ

  • ロレックス オイスターパーペチュアル デイトナ

  • ロレックス オイスターパーペチュアル デイトナ ムーブメント全体

    ムーブメント全体

  • ロレックス オイスターパーペチュアル デイトナ オートマブロック取り外し

    オートマブロック取り外し

  • ロレックス オイスターパーペチュアル デイトナ オートマブロック裏側

    オートマブロック裏側

担当者コメントと修理のポイント

機械式時計ユーザー永遠の憧れ、デイトナです。(画像1)
登場当時からデイトナだけは定価で買うことは難しかったのですが年々超高額化してしまい高嶺の花どころか雲上モデル、今となっては定価など考えずに当時買っておけばよかった...と思っている方がとても多いことと思います。

こちらは渋谷店でお買取りさせていただいたものでG番シリアルの2011年9月の保証書がついていました。
販売するにあたってアフターサービス部に整備のために回ってきた時計です。

今でこそすっかり定番化したロレックス自社製クロノグラフムーブメントCal.4130(画像2)
それ以前のデイトナは他社のクロノグラフムーブメントをベースにロレックス独自のカスタムを施したものでした。
古くは手巻きのヴァルジュー72系、オートマチックのゼニス エルプリメロは今でも非常人気が高いムーブメントです。

ロレックスでは唯一自社開発ではなかったクロノグラフに、満を持して自社製ムーブメント搭載モデルが出ると知った時の衝撃は今でもはっきりと覚えています。
単に三つ目クロノグラフの中身を自社で開発しただけではなく、当時はとても珍しかった6時位置の通常秒針(スモールセコンド)に、3時位置と9時位置の積算計も多くのクロノグラフのセオリーとは違い、時計中央のラインから若干上に配置したことで他にはない強烈な個性とインパクト、そしてその配置によってそれまで悩みの種だった外観上で一目でわかる偽物対策にもなり、いろいろな意味でロレックスのムーブメント史における転換点になりました。

発表すぐには積算計のそのレイアウトからQZクロノグラフのようだ、伝統的な配置から微妙な移動がバランスを壊している等...賛否両論はありましたが今となっては当たり前で何の違和感も無く、むしろ様々なバリエーションまで生まれスポーツロレックスを代表する超人気モデルとして不動の地位を保っています。

ロレックス自社製ムーブメントということで、こちらも3針モデルと同じく整備性をとてもよく考えられた設計思想でオートマチックブロックは3本のネジを外すだけで簡単に取り外しができます。
香箱についても同様で角穴車を外して一受けを外してしまえば香箱が取り出せますのでゼンマイ切れをしても輪列に影響を与えることなく容易にゼンマイ交換ができます。ゼンマイ切れの際は最低限の分解のみで交換作業ができるのも、ほぼ全分解が必要だったヴァルジューやエルプリメロとは大きく違うところです。(画像3)

また少し地味ですがせっかくなので見る機会のないオートマチックブロックの裏側も載せておきます。
ローター単体は3針モデルは横から入っているパーツをスライドさせるだけですがデイトナはネジ3本で表側から固定されています。(画像4)

時計の履歴としては新品として日本の正規店で販売されてから10年以上経過しており
内部の油の状態を見る限り、おそらく一度もオーバーホールされていないようです。
特に破損や摩耗の類は見られず油切れのみで軽症でした。こちらはオーバーホールと仕上げ後に店頭に並ぶ予定です。

デイトナをお客様からお預かりした場合はオーバーホール基本料金で46,000円~(パーツ代金別途)、
外装仕上げも追加の場合はオーバーホールとのセット料金で+12,000円となっております。

デイトナも他のロレックスと同じく購入されてから10年間一度もオーバーホールされていない方も珍しくありません。
パーツ点数がとても多い分、3針モデルよりもメンテナンスのサイクルには気を付けていただきたいので
お手元の保証書やシリアルを確認されて長期間メンテナンスをされていないと心当たりのある場合はぜひ当店にご依頼ください。