ロレックス デイトジャスト オーバーホール、ローター芯交換
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
16264|ロレックス デイトジャストのオーバーホール・修理|腕時計のオーバーホール・修理なら【宝石広場 時計修理センター 渋谷】
担当者コメントと修理のポイント
長くご使用され、急に不動になってしまったと修理のご依頼を頂きました。
画像2、赤丸で囲った部分をご覧ください。
内部を拝見してみますと、金色の地が見えるまで擦れたムーブメントが見て取れました。
次に画像3をご覧ください。
ローター芯が摩耗し大きくガタがでていたため、ローター底面端とムーブメント受けの端が擦れていました。
ローター芯が摩耗しガタが大きくなった後、受けと擦れて摩耗カスが増え、さらにローターに付着した摩耗カスが全体に回り...と事態が進行し、最後に不動として症状がでたようです。
問題なくご使用出来ていても内部状態が良いとは言いきれないのです。たとえ症状が出ていなくとも、内部に深刻な事態が起きていることもありますので、見落としの無いよう作業にお時間をいただき、作業後も一定期間動作試験をおこなっております。
お預かりしたお時計は見た目ほど部品の摩耗は少なく、オーバーホールとローター芯交換にてお渡しが出来ました。
R様 ご依頼ありがとうございました。