レッタンゴロ 修理キャンセルの為ご返却しました

腕時計修理内容

ブランド名 ブルガリ
モデル名 レッタンゴロ
型番 ref.RT45C6LSSD
修理内容 修理キャンセルの為ご返却しました
修理料金 お見積りのみのため無料
修理時間 お見積り2週間、その後ご返却
症状タグ

ブルガリ レッタンゴロ 修理キャンセルの為ご返却しました

  • ブルガリ レッタンゴロ お時計を正面から

    お時計を正面から

  • ブルガリ レッタンゴロ ムーブメントはETA Cal.2000 です

    ムーブメントはETA Cal.2000 です

  • ブルガリ レッタンゴロ 左が1番車受けと中央と右が自動巻き受け

    左が1番車受けと中央と右が自動巻き受け

  • ブルガリ レッタンゴロ 裏側には多くの固定された歯車があります

    裏側には多くの固定された歯車があります

担当者コメントと修理のポイント

他店で購入されたお時計が一日中腕につけていても翌朝には止まっているということで、修理キットにてオーバーホールのご依頼を頂きました。

お時計はブルガリのレッタンゴロです(画像1)。
搭載されているのはETA Cal.2000で小型の薄いムーブメントです(画像2)。
計測器での検査やパーツ外れなどが無いかのチェックと輪列の油の状態を確認しましても、止まりやすい原因を特定することはできませんでした。

原因を探るためさらに分解をすすめました(画像3・4)。
同じ部品の表裏です。画像3の左が1番受けで中央と右が自動巻き機構のパーツです。
一般的にムーブメントは歯車を受けとプレートではさんでいる構造ですが、Cal.2000ではムーブメントを薄くするために多くのパーツが受けに直接取り付けられ一体となっています。

この歯車の軸は取り付ける際にカシメられていて取り外しはできないようになっていますので、オーバーホールでも受けは歯車が取り付けられたままの状態で洗浄することになります。
これまでこの軸が原因で不具合が起きたことは記憶にありませんし、洗浄不足や注油量の過不足があれば操作に違和感がでるので作業が確実にできているのかは判断できますが、目視できないため気になってしまいます。
気になるたびにETAのサイトやテクニカルガイドなどを確認していますが洗浄方法やパーツの交換時期や、軸の確認方法についての記載はみつかりません。
目視できなくても1つ1つの作業を確実に行えていれば問題ないということなのでしょう。

さて、ほとんどのパーツを分解し終わり輪列も確認しましたが油の劣化で振りや精度がが落ちても、ご指摘されるほどの症状が起こりそうにはありませんでした。
最後に香箱を分解してみたところ、ようやく気になる部分を発見しました。
ゼンマイの一部に極端な曲がり癖がついていて、更によく見てみるとヒビも入っていました。ゼンマイにヒビが入っては本来の持続時間は持たないでしょうから原因はゼンマイで間違いありません。

お客様へオーバーホールと外装仕上、ゼンマイ交換のお見積りにてご案内しましたが、今回はご予算の関係で修理をキャンセルすることとなりました。


T様 お力にはなれませんでしたが、ご依頼ありがとうございました。