カルティエ サントス ドゥ カルティエ 洗浄
腕時計修理内容
ブランド名 | カルティエ |
モデル名 | サントス ドゥ カルティエ |
型番 | ref.WSSA0010 |
修理内容 | 洗浄 |
修理料金 | ¥3,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | ご来店から15分ほど |
症状タグ | ブレスレット長さ調整洗浄 |
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正面から
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ブレスレットは赤丸を押すと外せます
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ブレスレットも
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押下するとピンが出てきます
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
他店さんでご購入から1年ほどたち、少しブレスが緩くなったとご来店いただきました。
このブレスレットは、調整が簡単にできるようにプッシュボタンを押下する事(写真3)でピンが出てくるようになっています(写真4)。
うまく出来た機構ではありますが、その分デリケートでもあるのです。
それというのも機構を複雑にした分だけ、他のモデル/メーカーより各部の汚れなどには弱く、詰まるとうまく機能しなくなってしまうのです。
細かく見ていきましょう。改めて写真4を見ていただくと、飛び出したピンの中に1つあまり出てきていない物がありますよね。こんな、見た目上では綺麗なくらいのちょっとした汚れでピンと穴のクリアランス=隙間が埋まってしまい、動きが悪くなってしまいます。
この手のプッシュボタン&ピンのブレスレットはIWCが有名ですが、やっぱり同じ事が起きてしまいます。
違うところと言えば、ピンの反対側に穴が貫通していない事。そのため、本格的につまりが起きるとピンを取り出す手立てがごくごく限られてしまいます。掴みしろがないですからね、何かにくっつけて引っ張るとか、それこそピンに穴を空けてしまうとか。。。
今回ご依頼をいただいたお時計も他に数か所動きの良くないところがありましたので、外装の洗浄をオススメし、元々ご依頼だったブレス調整と外装の洗浄にてお渡し出来ました。
ご依頼ありがとうございました。