フランク ミュラー カサブランカクロノグラフ オーバーホール・ローター重り取付け直し

腕時計修理内容

ブランド名 フランク ミュラー
モデル名 カサブランカクロノグラフ
型番 8885CCCDTCASANR
修理内容 オーバーホール・ローター重り取付け直し
修理料金 ¥75,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。
修理時間 お見積3週間、お返事を頂いてから作業が2か月。

フランク ミュラー カサブランカクロノグラフ オーバーホール・ローター重り取付け直し

  • フランク ミュラー カサブランカクロノグラフ 正面から

    正面から

  • フランク ミュラー カサブランカクロノグラフ 裏蓋あけたらエライことに...

    裏蓋あけたらエライことに...

  • フランク ミュラー カサブランカクロノグラフ ローターの重りが外れてたので

    ローターの重りが外れてたので

  • フランク ミュラー カサブランカクロノグラフ 取付けて、この後位置調整&締め直しました

    取付けて、この後位置調整&締め直しました

担当者コメントと修理のポイント

中から変な音がするってご来店頂いたこのお時計。
たしかにかるーく傾けただけでカラン、カランと大きな音がしています。音の大きさを考えるにたぶんアレだろうなぁと想像しながらお預かりしました。

で、裏蓋を開けてみたのが写真の2。
なというか、大きな音がするってのは限られるのです。
たいてい、異音がするってお話を頂いたお時計を拝見すると確かに大きくなってる、でも少しだけって状態が多いです。

今回お預かりした物ってのは、なんというかあからさまに、おおきい音。例えば腕に付けて、普通に歩いてる、そんな時でも確実に聞こえるくらい大きな音なんです。

ムーブはETA Cal.7750ですが、ローターの錘、まさに今回外れた部分をフランク・ミュラーで改造して、プラチナ製にしています。
こうする事で巻上げ効率を上げようとしたのだと思いますが いかんせん同じ内容の修理を何度かした事を考えると………
フランクェ…………。

まー・・・気を取り直して。


先述の通り、この修理は何度かやっているので、問題もなく進めます。
まず、ローター錘とローターのはめ合いがどの程度強いかのチェック。多くはスカスカってわけじゃないので、位置調整してから締め直して(この時補強に接着も)取付け完了。
言葉にすれば大それた内容じゃないんです。ただ、ですね、これをキレイに跡を残さずやろうとすると難しいのですよ。

がんばって出来るだけ跡を残さないように締め直しまして、その他部品交換もなく作業を終える事が出来ました。


ご依頼、ありがとうございました。

  • 修理担当した時計
私が担当しました

宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。

時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。

1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。

是非お気軽にお問合せください。