オメガ スピードマスターオートマチック オーバーホール・仕上

腕時計修理内容

ブランド名 オメガ
モデル名 スピードマスターオートマチック
型番 ref.3539-50
修理内容 オーバーホール・仕上
修理料金 ¥47,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。
修理時間 お見積3週間、お返事を頂いてから作業が1.5か月。
症状タグ

オメガ スピードマスターオートマチック オーバーホール・仕上

  • オメガ スピードマスターオートマチック 正面から

    正面から

  • オメガ スピードマスターオートマチック 裏から

    裏から

  • オメガ スピードマスターオートマチック ベースムーブ

    ベースムーブ

  • オメガ スピードマスターオートマチック クロノグラフモジュール

    クロノグラフモジュール

担当者コメントと修理のポイント

他店さんで中古購入なされて、なんだか調子が悪いって事でお預かりしました。どうせなら購入店さんの方なら保証とかあるんじゃないかと伺ってみたのですが、ちょっと色々あったそうで…当店でいい、と。

さてお時計はオメガのスピードマスターシリーズです。
外観上の微妙なモデル差がありすぎて、一目で見分ける人はすごいなって思うのです。
とはいえ、多くのモデルから自分好みを探して選ぶの、楽しいですよね。

こちらは比較的新しく、少し風防の角がたっています。
も少し前のですと、完全にラウンドの風防がついていまして個人的にはそちらのがなじみがあって好きです。

ムーブはETA Cal.2894+クロノモジュールですね。
さて多くのモジュール式のムーブメントは、時間合わせにクセがあります。

ベースムーブメントに針が付いていればそこまででもないでしょうが、ベースムーブ→モジュール→針とモジュールが間に入ることで、動力源や針合わせ機構から針までの間に多くの歯車を経由しています。
ですので、歯車間のアソビ分が多くなりリューズで針合わせした後、時計が動き出すまでにラグがあります。
しかも針合わせをする時に、正転で回したか、逆転で回したかでも変わるのですよ…!

ムーブメントによって解消されたものもありますし、個体差なんかでもズレ方は変わってきます。
しっかり時間合わせをしたい方は、個体差を考えていただきまして、1回動き出しのラグがどれくらいあるのか、チェックをお勧めします。
やり方は、普段時間合わせをする時に動かす方向に針を回し分針が動き出すまでどれくらいかかるか、を計っておくってやり方です。
例えば1分半ラグがあるなら、針合わせの時にそれだけ進めて時間合わせをすればいいですからね。

お預かりしたお時計の修理はオーバーホール、仕上で¥47,000でした。


ご依頼ありがとうございました。


  • 修理担当した時計
私が担当しました

宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。

時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。

1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。

是非お気軽にお問合せください。