ロレックス デイデイト40 駒調整
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
228239|ロレックス デイデイト40のオーバーホール・修理|腕時計のオーバーホール・修理なら【宝石広場 時計修理センター 渋谷】
担当者コメントと修理のポイント
他店で購入されてしばらくつけていたけれど、もう少し調整したという事でコマ調整のご依頼をいただきました。
ちなみに当店は当店購入/他店購入問わず対応致しておりますので、お気軽にご依頼ください。
さて、駒調整です。
現行ロレックスなら駒調整は全てネジで、モデルによってはバックル部分に微調整用のスライドがあります。
このモデルなら、駒ネジを外すことでブレス駒を外せるので駒を1つ、2つ、3つ...と外していき調整します。
ここ数年は少し落ち着いた気がしますが、ブレスネジには、新品でもネジがとっても固いものがあります。
中古が汚れやサビやらで固いのはよくある事ですが・・・。
新品の場合に多いのが、ネジの緩み留め剤を塗りすぎて余計なトコロまで流れてしまい、結果ブレスの動きまで固くなっている物があります。
このモデルで言えば、写真4の赤丸部分、ネジのとこだけにあってほしいのですが、棒の部分にまで流れてっています。この状態だとネジをナメやすくなってしまってたり、頭がモゲてしまったりと余計な問題を引き起こします。
たかがネジ回しだと思われがちですが、やることにちゃんと手順と意味があります。高級時計の場合は尚更注意が必要です。
今回ご依頼いただいた時計も少しネジが固かったのですが、うまく・きれいに作業出来ました。
ご依頼ありがとうございました。