オメガ スピードマスタープロフェッショナル バックル修理

担当者コメントと修理のポイント

「バックルのプッシャーがガタついてちゃんと留まらない」ということでご依頼頂きました。

時計は他店でご購入されたという事で、どういった内部状態なのか詳細は分かりません。そのためこのような外装修理は完全に部分修理とさせていただき、内装保証は無しというご了承を頂いて修理のご依頼を受けております。

もちろん、時計を実際に拝見させて頂いた上で、これは...お受けできません。とお断わりさせて頂く事もありますので、状態次第ではあります。

さて、話を戻しますが今回はオメガのバックルプッシャーが故障しております。
たまにお話を頂く事がありまして、ややこしいのが型式。
微妙に外見が違ったり、外見が同じでも構造が違ったり、それによって内部の必要パーツが違う事もあれば、そもそも当店では修理出来ない、なんてこともあります。

今回の時計を拝見しましたところ、こちらは当店でも修理可能でした。
バックルの中にはこんな（写真３）バネがはいっていまして、これが両側につっぱる事でプッシャーを外に押しています。

このバネが錆びて折れていたせいでプッシャーがガタついて押しても反応が鈍く、ちゃんと留められなくなっていました。
部品も時間をかけずに入手出来ましたので（在庫はないので入手までの期間によってお渡しまでの期間が変わります）、交換＆お渡しする事が出来ました。

ご依頼ありがとうございました。