ブライトリング クロノマットブラックバード オーバーホール・仕上・パッキン交換・プッシャー調整

担当者コメントと修理のポイント

今回ご紹介するのはこちら。
ブライトリング　クロノマットブラックバード　
ref.A449B11PASです。

ひどく遅れが出るようになった、ということでお預かり
しましたが...
ずいぶんしっかりと使い込んでらっしゃる(;´∀｀)
これだけ大きな傷がついていると
上手くやっても多少なりと跡が残ってしまいます...(´･ω･`)

ではその他は？というと　
ムーブメントには大きなダメージはありませんでした。

が。

プッシャーに汚れ詰まりとネジ緩みがおきていました。
長年ご使用いただくうちに留めネジが緩んでしまい、
その隙間に汚れが詰まり...といった具合でしょうか？　

おかげでプッシュボタンを押しても
クロノグラフ操作ができない状態でした。
この状態が進んでさらにネジが緩めば、プッシュボタンごと
外れてしまい、さらにさらに進むとボタンが外れた/緩んだ
穴から内装に湿気が入り...　
とまぁいいことなんてひとッつも無いわけです。

今回緩みも大きくはなく、内装への湿気入りも
ありませんでしたので、大事にならずにすみました
ε-(´∀｀*)ﾎｯ
ぱっと見で緩んでいるかどうかなんて、ほとんどわからないと
思います（写真2.4）。
というかじっくり見て、裏蓋開けて検査して...って
ようやくわかるかと(;´∀｀)
気が付かないうちに”何か”が起きていることもありますので
定期的なオーバーホールはホントお勧めです。



ご依頼ありがとうございました(´∀｀*)