オメガ シーマスタープロフェッショナルクロノ オーバーホール・仕上・切替車・リセットハンマー・クラッチレバー交換
腕時計修理内容
ブランド名 | オメガ |
モデル名 | シーマスタープロフェッショナルクロノ |
型番 | 2225-80 |
修理内容 | オーバーホール・仕上・切替車・リセットハンマー・クラッチレバー交換 |
修理料金 | ¥54,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
修理時間 | お見積3週間、お返事を頂いてから作業が1.5か月。 |
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修理後の正面
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5連ブレス、というか9連ブレス
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交換した部品。左からクラッチレバー、切替車、リセットハンマー
私が担当しました
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。
担当者コメントと修理のポイント
今回ご紹介するのはこちら。
オメガ シーマスタープロフェッショナルクロノ
2225-80 です。
手巻しても振っても動かない、ということで内部を拝見。
どこかで作業をしたサインはありましたが
摩耗カスがずいぶんと出ています。
難しく考えなくても”原因は”特定できました。
原因は、ですね。
摩耗カスがひどく出ている時計というのは
当然ながら摩耗している部品があるわけです。
もうちょっと考えると、そんな状態の部品があるって事は
他の部品もダメになっているかもしれないわけですよ!
そんなこんなで今回交換した部品は3点(写真3)
切替車:今回摩耗カスが出ていた部品。
今回オーバーホールしたCal.7750では
よくダメになる部品筆頭
リセットハンマー:その名のとおり、リセットした時に
クロノグラフ歯車/ハートカムを叩いて帰零させる部品
クラッチレバー、切替車、リセットハンマーです。
クラッチレバー:クロノグラフon/offのキモ、
スイングピニオンを受け止める部品
↑の部品を交換です。
切替車はよく交換になります。
リセットハンマーはハンマー部分がガッタガタ。
クラッチレバーはスイングピニオンの軸穴が
摩耗していたので交換です。
このCal.7750、なんでクラッチレバーに穴石が
使われていないのかちょっとキモチ悪いです。
不具合の原因にななる事が少ないあたり
現状で問題ないのでしょうが…
ともあれ、ムーブ全体をしっかりと洗い、
組立&注油して部品交換をすれば調子よく
動くようになってくれました。