みなさんこんにちは!アフターサービスの小島です。
湿った空気に嫌気もしますが、なにはともあれ夏!個人的には遠出をしたくなる季節です。
知らない土地に出掛けたときあれば便利なナビですが、どうやら携帯電話がナビがわりに使えそうな様子。ただ、雨で浸水がこわいのに防水ケースがない。ないなら作るしかないですよね?
そこで。さっそく作ってみました!ゴムを重ねて切った貼ったを繰り返し、市販の部品に加工を加えて、、、こんなものが出来ました。
、、、、一応、防水性はあるのですが、いかんせん見た目がヒドイ。
写真ではアップにしてごまかしてますが、隠しきれなかった部分がちらほらと見えます。正直、コレを持って移動したくないのであくまで試作機扱いにしようと重います。
時計の防水について解説
さて。夏です。リューズやボタンはしっかりねじ込まれていますか?意外と緩んでいるときがありますのでご注意してください。
時計の防水性は大丈夫ですか?今回は時計の防水についてお話をします。
裏蓋の10barや20bar、100mや200mなど刻印が
防水時計は裏蓋に10barや20bar、100mや200mなどといった刻印が入っています。
barというのは気圧の単位で、10barなら100m、20barなら200mまで耐水性がある、ということです。
じゃあ、100mや200mの表記と何がちがうのか?それは、m表示のものは”その深度でもつかえる”ということです。
10bar、20bar表示のものは、100m、200mまで”静止状態で”耐水性があるだけなので、実際にそこまで潜らなくても、飛込みなど、強い圧力がかかると浸水することがあります。
経年劣化で防水性が落ちてきてしまうので、定期的なメンテナンスを
ただ、ねじロックなどもしてあって、裏蓋には200m表示がしてあっても時計の防水性はゴムやテフロンなどの樹脂で防水性を保っていますので、どうしても経年劣化で防水性が落ちてきてしまうのです。
防水性のは外観からはわからないものですが、水分がケース内部に侵入すると、ムーブメント、針や文字盤までが錆び付いてしまい、ムーブメントや針、文字盤まで交換が必要になってくることが多々あります。
安心してお使いいただくためにも、定期的なメンテナンスをお勧めしています。
1度でも浸水してしまうと驚くような速さでサビは進行していきますので、もしも内部に曇りや水滴が見えたなら、1時間でも早くアフターサービスまでお持ちください。
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。