みなさんこんにちは!アフターサービス部の小島です。
日差しの気持ちいい陽気が続いてますが、どうやら週末はひどい嵐が来るようで…今年の桜はずいぶん駆け足でやってきてサッと散ってしまいそうですね
それはそうとお出かけの出来ない休日はずっとお酒を飲みつつ本を読むことが増えてきました。
以前はスペースをとっていた本も、電子書籍を利用し出したらとてもいい塩梅です。本棚に入りきらなくなるたびに自制をしていたのですが、おかげで積み本がどんどん溜まってきてしまいました。
時計の防水とJIS規格
さて、風の強い時にこそ気分が盛り上がる方、いますよね?台風のときこそ外に出かけたくなる。頭じゃダメだってわかってるのに、わかってるからこそウズウズする。
そんな方がきっといると信じて今回の時計の話は防水性についてです。
後2カ月ほどで6月に入り、梅雨と夏がやって来ますしね。
防水性能って良く~防水という言い方を聞きますが、wikiによると
完全防水や生活防水、日常生活防水といった用語が用いられるが、これらの用語は何らかの規格に基づくものではない
・・・・・・感覚的な物のようですね。
ではJISではどうなっているかというと数種類の段階を作っているようです。
- 0.無保護
- 1.垂直に滴下する水に対して保護されている
- 2.15°以内で傾斜しても垂直に滴下する水に対して保護されている
- 3.散水に対して保護されている
- 4. 水の飛まつに対して保護されている
- 5.噴流に対して保護されている
- 6.暴噴流に対して保護されている
- 7.水に沈めても影響がないように保護されている
- 8.潜水状態での使用に対して保護されている
まぁ、言葉で言われてもいまいちピンときませんね・・・とはいえ、その防水性能がいつまで続くのか?という事はやっぱり気になります。
残念ながらどこのメーカーでも防水性能は~年持ちますというような保証をしていないように、どこまで・いつまで効くのかはわかりません。
ただ、汚れがたまっていたり寒暖差が激しかったり、ましてや薬品がかかったりすると防水性を保っているゴムパッキンはすぐにダメになったりしてしまうというのでご注意ください。
↓ 数年使いっ放しにされてたロレックス。よく見ると歯車にも錆が浮いてます
当店でも精一杯の対応を致しておりますが、内部に水が入ってしまい時間がたつとどうにも出来なくなってしまう事が多々あります。
おかしいな、いつもと違うな、と何かに気が付かれましたらお気軽にご相談下さい。
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。