みなさん、こんにちは!アフターサービス部の小島です。
暑いだけならまだいいのですが、もう少しで関東も梅雨入りしてしまいそうですね。そんないやな時期の少し手前、先日店頭のタカギとバイクイベントに行ってきました。
この日のためにキレイに洗車したバイクが…泥水へ頭からダイブとかしてたおかげ?でイベント終わりには見事にぐちゃぐちゃに…どれだけ水をかけても落ちない土塊にちょっと嫌気がさしつつ、梅雨入り前にキレイにしておかないと錆びついてしまいそうで焦っています。
ETAのムーブメント・部品の供給問題
さて、ここから時計のお話です。
この時期は、高温多湿の悪条件が時計に大打撃を与えてしまいます。どれだけ、どれっだけ気を付けていても、錆びる時は錆びる。修理をすれば直りはしますが、仕方ないとはいえ払うものは少ないほうがいいですよね
毎年こんな話をしているので、今回はちょっと変えてみます。
数年、というか気が付けば10数年経過していますが、だんだんと影響が出てきたようです。そう。ETAのムーブメント・部品の供給についてです。
時計の2000年問題、なんて言われて今まで(今も)ムーブメントの供給を受けていたメーカーも自社開発をして供給が絶たれてもいいように動いていました。
いよいよETAのパーツが手に入りにくくなってきた
が、メーカーに対する猶予期間なんでしょうか?なんだかんだと部品の供給は続いてました。それがここしばらく、ようやく、というか、遂にというか影響が出始めてしまいました。。。
少し前まで数千円、安ければ数百円なんて金額だった歯車。数千円で買えたムーブメント。気が付けば倍じゃきかない値段になってます。
気になって部品卸しで働いてる知人に聞けば、部品単体での入手自体が危ういものも出てきたとの事。量産機だけに部品の流通も多く、何かがあっても確実に修理をお勧めできたETAムーブ搭載時計。
あまりに部品代が高くなるようだと、状態によっては・・・なんて日も来てしまうかもしれません。
汎用ムーブでも水入り故障したら高額になってしまう?
という事で!
これからの梅雨、そして夏のレジャー!水入りなんてした日には部品交換どころかムーブメントごと交換が必要になる場合も少なくありません。
気をつけすぎても遊びきれませんが、それでも十分お気を付けください。
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。