みなさん、こんにちは!アフターサービス部の小島です。
だんだんと暖かくなってくるこの時期、”春眠暁を覚えず”の詩を思い浮かべます。個人的には、昨年寝ぼけてロフトベットから転げ落ちたホントに痛かった思い出が、、、。
数時間昏倒しましたが、話しても誰も信じてくれない、、、、、せつない。詩を思い出すたびに ”寝ぼけてないでしゃんとしろ”と言われているような気がします。
風防ガラスの「傷・割れ」は交換だけでは済みません
さて、話をゴロっと変えまして今回の修理時計はこちら。
分かりづらいですが、よーく見ると、、。
角と、真ん中にキズが付いています。
いつ付けたのかわからないキズも、気がついてしまえば気になって仕方がないのが人の性。そこで交換を、となるわけですが、交換だけでは済まない場合もあります。
上の写真ではそれほどでもありませんが、例えばこれくらいハデにヒビの入った場合。
かなり高い確率で内部にもガラスの細かな破片が入り込んでしまいます。
パッと見て、破片が目につかないこともありますが、ケースから外すとキラキラと光る細かな破片が文字盤に突き刺さっています。時には大きな破片が引っかかって針を止めてしまうなんて事も。
そうなると、新品だろうがオーバーホールしたばかりだろうが文字盤や針に大小のキズがつき、止まりや不具合の原因となってしまいます。
さらに言うなら、ガラスそのものがなかなか手に入らず、数ヶ月、長いと半年以上もお時間をいただく事も、、、、。
たとえ短い期間でガラスが手に入っても、モデルによりますがガラスはだいたい¥70000~、オーバーホールも含めると¥100000以上かかります。
花見や歓迎会など、特にイベントごとの増える時期に余計な出費は避けたいですし、なによりせっかくの大切なお時計です。春の陽気にボンヤリしてキズなど付けてしまわないようにお気を付け下さい。
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。