みなさん、こんにちは。アフターサービス部の小島です。
ついこのあいだからようやく暖かくなってきましたね。温暖化なんてどこ吹く風でひどい雪が降ったことも忘れるくらい気持ちのいい天気が続いてます。
仕事がある日に降ってしまうとすべるし電車は止まるし、、、。なかなか好きになれませんです。
さて、先日の大雪の日。好きになれないなりに浮かれていたら盛大にすっころびまして着てた服はもちろんバックやカメラもびっちょびちょになってしまいました。
雪に埋もれたカメラを急いで回収し壊れていないことに一安心したのですが、こんなとき、防水・防塵機能ってほしいなぁと心から思います。
時計の防水性
ということで今回は防水性能のお話をします。
時計の防水性は、ケース中身の機械=ムーブメントを守るように作られています。
そこで、ケースがどうなっているかというと大まかにはガラス・ケース・裏蓋に分解できて、それぞれ内部に湿気が入らないようにゴムやシリコン、テフロンなどパッキンが間に入っています。
大抵、ガラスとケースの間にテフロンパッキン、ケースと裏蓋の間にゴムやシリコンパッキンが入っていて100Mや200M防水、果ては1000M防水なんてものもありますね。
ただ、あくまでゴムです。どれだけ作りこんでも、ゴム。経年劣化もすれば、熱には弱かったりもします。
また、見えない隙間にはゴミもたまりますので、湿気を吸ってサビる→ケースに穴が開くなんてこともあります。
さらに言ってしまえば、使い込んで汚れがたまり、パッキンは劣化していても汚れが詰まったおかげ?でギリギリ防水性能を保っていることがあります。汚れがたまったケースを洗浄したら防水性能が効かなくなった、なんてことも。。。。
特に内部に水入りしたときはオーバーホールより機械を交換したほうがいいんじゃないか、ってくらいにひどい状態になることはザラです。文字盤や針もサビますしね。
何はともあれ、定期的に内装・外装ともにチェックをお勧めします。壊れてしまってからでは何もかもが手遅れですからね。
そろそろ動きが悪くなってきたかな?と思い立ったらまずはご相談ください。
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。