みなさん、こんにちは! 最近夏バテぎみの小島です。
いやぁ、ホントに暑いですね。
この時期になるといっつもいっつも体調を崩すのですが、食事に気をつけても薬を飲んでいてもいっこうにどうにかなる気配がありません。。。
どうにも出不精なのですが、それじゃ体にも良くないと近所の公園に出かけたらカブトムシがいました!デパート以外で見るのは初めてで驚いたのですが、わりと身近にもいるものなんですね^^
目次
自動巻き時計も手巻した方が良い
さて、今回の時計の話は・・・手巻についてです。
止まったら振って動かしている、なんて方がわりといらっしゃいますが、実はしっかりと手巻きをしてから使ったほうがいいんですよ。
自動巻きの時計でも、たいていのモデルには手巻き機構がついているんです。
なんでかと言いますと
1. ゼンマイが巻かれていない状態で使っても、精度は出づらい
時計の精度はゼンマイが巻かれた状態での使用を想定して作られています。巻かれていない状態でお使いになっても、良い精度は期待できません。
2.ローターの巻き上げはかなりゆっくり
標準的なものでしたら、大体ゼンマイが7回転くらいで全巻になるのですが、私の場合手巻で60回くらいで全巻となるのに比べて、ローターの回転だと倍回しても半分も巻き上げられません。
ローターの巻き上げ効率には限界がある
ここまで書きますと、ローターの巻き上げ効率を上げれられれば良いんじゃないかという気がしてきますがなかなか簡単にはいきません。
ローターの巻上げ効率(回転効率とはちがいますよ)をあげるということは・・・ローター1回転辺りのゼンマイ巻き上げ量を増やす、ということですね。
巻き上げ量を増やしますと、ローターが回るために必要な力も増えてしまいます。すると回転効率が落ちてしまい・・・イタチごっこですね。
やっぱり巻き上げ効率をあげることは難しそうです。
また、自動巻きとは言っても腕をふることでローターが回転してゼンマイを巻き上げますので、PCで仕事をしている方や、運転などで日中を過ごされる方ですと、やっぱり巻き上げは不足しがちです。
暑くて外出しないと自動巻きでも止まりがち。手巻きを併用しよう
とくに最近は暑くて外出も控えがちにしていますとゼンマイは巻き上げられません。
時間のズレが大きくなってきたり、止まるまでが早く感じる、なんていう時は1回手巻きを併用してみてくださいね
もちろん、それでもダメなときはお気軽にアフターサービス部までお問い合わせください。できる限り早く・確実にお時計の修理ができるように日々勉強しています^^
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。