みなさん、こんにちは。
早いものでもう10月まであと数日。いよいよ秋めいてきた今日この頃どうお過ごしでしょうか?
さて、秋と言えばごはんのおいしい季節ですね。松茸、タケノコ、栗。サンマに茄子、かぼちゃ、鮭。。。。
普段はでぶしょうなんですが、おいしいものが出回るこの時期だけは何となしに遠出したくなります。
遠出するにあたって、前回ばっきり割れてたバイクの風防、自作中です。いろいろ素材を探してみたところ、カイデックス、ってのが面白そう。熱編成する板切れで、強く強く温めるとぐんにゃりと曲がっていきます。
まっすぐな板を温め&型に押し付けて…適当に切り出してバイクに合わせて
見た目はおいといて、どうにか形になりそうです。
売っているものを買うと高いからつくっているのに、素材&工具で予算オーバーw楽しいからいいんですけどね。っていうか見直したら部屋がキタナイ。。。
シビアな時計・テンプ周りの耐震構造
さて、時計でもそんな適当な作りが出来たらいいんですが、そうもいきません。ちっさいスペースに機能を詰め込めばどうしたって作りはシビアになります。
特にテンプ↓赤丸あたり
テンプには耐衝撃のためのバネがついている
このテンプ、耐衝撃のためのバネが付いてるんです。写真赤丸穴車中央の赤い部品がソレで、すごくざっくり断面を書くとこんな感じ
衝撃を受けると、上側のルビーが衝撃をある程度吸収してくれるわけです。
でも横軸方向の衝撃は逃げ場がない
・・・気になりませんか?
縦軸方向の衝撃は逃がしてくれますが、横軸方向の衝撃は逃げ場がないのです。。。!
実際、縦方向だけの衝撃なんてほぼないのでしょうが、お客様からお話を伺うにどうやらしっかり機能しているらしいです。ただ、1mmにも満たない部品がこれでいいのか、とも思うのです。
どっかのメーカーが開発しないなぁ。。。ヘタなものを作ると時計の精度に影響がでてしまうので、難しいのでしょうけれどね。
秋の夜長にぼんやり妄想しながら過ごしてる小島でした。
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。