みなさん、こんにちは!アフターサービス部の小島です。
先日バイクのですね、エンジンオイルを交換したんですよ。
いろいろイジっているせいで交換頻度高めの1000kmを目安に交換しているンですが、寒い季節に外で作業って、どうしても億劫になるじゃぁありませんか。
普段から100km、200km、くらいの超過はあったのですが、今回少しサボって2000km放置してしまったんですね。
そしたらこれがまーきったないオイルがでてきまして。
ちゃんとやらないとダメだなって改めて実感したわけです。
2年でスリッパ―クラッチがスリップしかしないクラッチになった前車両の二の舞は避けねばならないのです。。。!
目次
時計の日常メンテナンスについて
さて、今日の時計の話は時計の日常メンテナンスについて。
各メーカーやお店さん、人によっても話に幅が多い印象なんですが、さしあたり”こんなことがあったから避けた方が”ってお話です。
まずは…キレイに保つためには乾拭きが間違いない
「使ったらからぶき」が間違いないです。
水ぶき/水洗いが出来る環境なら1番なんですが、洗った後の乾燥がむつかしいです。
洗わないでいると汚れが溜まっていきますし。汗や香水、クリームとか…
水洗いからの乾燥が甘いとぱっと見はキレイなのに、ブレスピンが全て錆びついてしまっていたなんていうのがありました。
下は別件だけれど、似たような状態
とはいえ、ドライヤーなど温風での乾燥も時計本体に直接吹きかけると、内部油の変質っていうクリティカルなダメージを与えてしまいます。
ドライヤーは身近な道具ですが、水気を飛ばそうと考えて使うとけっこうな高温になります。
ちょっとググったら平均100°~120°あるようで、時計油は耐高温のものでも80°くらい。(これも瞬間的に耐えられるのか、長時間耐えられるのか記載がなく不明です)
夏場の車、ダッシュボードなんてどう考えてもアウトです。
ですので、日常的には乾拭きして、定期的にお店で洗浄し、普段手の届かない箇所もキレイにするのが良いのだと思います。
防水性能のメンテナンス
1年に1回メーカーメンテ
これはもうそのまんまですし、たいていのメーカーが勧めています。
数100メートルの防水性能を持つ時計も、防水性能を保つのは樹脂パッキンです。
どうしたって経年・使用上劣化してしまう事と、故障に気が付かなかった時の事を考えるとダイビングする方なんかはまず間違いなくやっておいた方がいいです。
とはいえ年に1度のメーカーメンテはそれなりに負担になってしまいますから、数年に1度のオーバーホール時のチェック+普段は水気や洗剤に気を付けていればいいのかなと。
各メーカーのHPも参考にしますと
同じメーカーが『溶剤・洗剤・香水・化粧品をさけるように』と言いつつ、時計をきれいに保つため歯ブラシと石鹸水を使って…とも言っています。
溶剤というのは水などを含め、何かを溶かす/溶かしこめる液体ですので…???アルコールやシンナー、ベンジンなんかを避けろということでしょうか。
ちょっと正確なトコロはよくわかりません。
個人的には石鹸水もパッキンに塗布する/されているであろうグリスを洗い流しそうなので避けたい気持ちです。
ユーザーが出来る日常の時計お手入れは結局これ
まとめると
日常的にキレイに保つためには
・普段乾拭き
・たまにお店で洗浄
湿気/水入りを避けるため
・ダイビングするなら年一回のメーカーメンテ
・溶剤、洗剤、香水、化粧品をさける
といったところでしょうか。
水入り・曇り・湿気のご依頼がひどく増えています
ここ数か月、水入り・曇り・湿気のご依頼がひどく増えていますので、今よりちょっと気を付けて、末永くご愛用下さいませ。
もちろん何かあれば出来るだけ対応したいと思いますので、お気軽にご連絡くださいませ。
少しづつ更新していますので、お時間がある時に修理事例も読んでくださいね
宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。
時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。
1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。
是非お気軽にお問合せください。